★だい14わ:めるてぃいっか★


5がつ10にち:はれ


このにっきちょうもずいぶんたくさんのいちにちをかいた。
でもノートはまだまだなにもかいてないページがめいいっぱいのこっている。
まだこれからたくさんのいちにちがかけるんだ。
がんばってたくさんのいろいろをかくっ!
たくさんおえかきするっ!

きのうはがっこうでそのおえかきのじゅぎょうだった。
ちゅにんくんがこはきゅのえのことをすごくじょうずだってほめてくれた。

うれしいなっ♪

でもちゅにんくんは「たいやき」っていうしあわせのおやつをかいていた。
ソフトクリームとおんなじしあわせのおやつ。
どんなあじなんだろう。
おいしいのかなぁ。
こんど、つくってもってきてくれるっていってたから、こはきゅはとってもたのしみですっ♪

それと、もうひとつふしぎなできごとがおきたんだ。
こはきゅがおかあさんといっしょにあるいた、このむらのとおりみちについたんだ。
キラキラのおはながあったからすぐにわかった。
きのうはあのときよりもっとおおきなおはなだった。
ちゅにんくんは「しろつめくさ」っていっていた。
すごくキラキラしていて、とってもきれいだった。
こはきゅはその1ぽんをとって、りっぱなかみかざりをつくった。

でも、そこからさきはおぼえていないの。
いつのまにかせんせいとときららおねえちゃん・のえるおねえちゃんがいた。
きららおねえちゃんはすっごくないてて、こはきゅのことをぎゅってしてくれた。
よくわからないけど、とってもあったかだった。

こはきゅがちゅにんくんにみせたおひめさまのあと、なにがあったっけ?
どうしてもおもいだせない。
それだけがこはきゅのふしぎでした。

さてと、きょうはなにをおえかきしようかなぁ。
やっぱりおっきなおはなかなぁ。
ほんとうはたいやきをかきたいけど、こはきゅはみたことがないからかけないや。
だから、しろつめくさにしようかな。

あ、それとも・・・いつのまにかこはきゅのゆびにはいってたわっかにしようかな。
いろいろありすぎてまよっちゃうなぁ。
う〜ん。。




******

(ブロロロロ―――・・・)
ち「う"〜〜〜ん、明日から連休だぁ〜っ!」
き「はぁ・・・どうにか今日が終わったなぁ・・・」
の「何か、色々ありすぎて疲れちゃったねぇ・・・まだ学校に着くまでしばらくありそうだし、少し眠ろうかな。。。」
き「あたしもそうしよ。。。グッタリだ、もう。。。(zzz・・・)」
の「早っ・・・!――ん、こはきゅちゃん、その指についてるのなに?」
こ「え?」
の「いや、反対の手だよ」
こ「こっち? ――あ、なにこれぇ??」
ち「ま、まさか・・・け・・・けっこん・・・指輪・・・?」
の「キレイ・・・こんなの、このみ屋にあったかしら・・・?」
こ「こはきゅ、こんなのしらなぁい」
ち「知らないって・・・だ、誰かから貰ったとかじゃ・・・!?」
こ「ん〜ん、これ、こはきゅのじゃない――ん"〜〜〜〜〜〜〜・・・!」
の「あ、そんなにムリヤリ引っ張ったらケガしちゃうわよ」
こ「ぷはぁっ! ダメだぁ、ぬけない・・・!」
ち「そっか・・・まさか、“彼氏”とかじゃないのか・・・よかったぁ・・・」
の「彼氏?」
ち「へ!?」
の「何言ってんの、ちゅにんくん?」
ち「い、いや・・・何でもない・・・!」
の「それにしても、凄くキレイ・・・いいなぁ・・・私もいつか、好きな妖精にこういうのプレゼントされたらなぁ・・・」
こ「・・・・・・・・・」
ち「? こはきゅ、どうした?」
こ「うん、ちょっとふしぎ・・・」
の「どうしたの?」
こ「このゆびわをみてると・・・なんだかほんわかゲンキになれるきがする・・・」
の「・・・・・・ちゅにんくん」
ち「・・・なに?」
の「ホントにこはきゅちゃんと一緒にいたときのこと、覚えてないの?」
ち「あ・・・うん、デッカい花のところへ行ったトコまでは覚えてるんだけど・・・でも、オイラたちはずっと一緒だったよ」
の「ふ〜ん・・・・・・そう・・・」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

の「(この村って、こんなに摩訶不思議なトコだったかな・・・?)」


******


め「やっぱり、あの白詰草はもう無いか・・・」

め「あの向こうで何が起こっているというの・・・?」
さ「やっぱりここだったか」
め「おじさま・・・!」
さ「しばらくだな、めるてぃちゃん、ゲンキしてたかい?」
め「ええ、おかげさまで・・・今日はお仕事は?」
さ「ウチは今日から連休だ、と言うかお前さんトコの学校もだろ?」
め「はい・・・それより――」
さ「あぁ、分かっているとも・・・俺にもハッキリと感じたさ、ものすごい巨大な魔力がビシビシとな・・・じきにこの辺も国からのメスが入って立ち入りは出来なくなるかも知れないだろうな――兵士たちはどうか分からんが、王族の連中はきっと気付いているはずだ」
め「そうですか・・・」
さ「で、一体ここで何があったんだ?」
め「白詰草です・・・」
さ「白詰草だと・・・! なぜこの星に・・・!?」
め「私にも分かりません・・・」
さ「分からないって・・・昨日アレを制御したのはお前さんだろ? 説明してくれよ」

―――――――

さ「よりによってこはきゅちゃんがか・・・いや、あの子だからこそ、魔力が覚醒したのかもな」
め「・・・・・・」
さ「その証拠が例の指輪だろう」
め「指輪・・・本当に存在しているとは思いませんでした・・・」
さ「あの子は見た目こそはーつと瓜二つだが、ちゃんと父親の・・・ほいすとの血を受け継いでるんだってのがよく分かるよ・・・」
め「・・・・・・」
さ「まぁ、指輪の件については一先ず置いといて、話を戻すぞ―――俺が思うに、まだ向こうとこの奥の森のどっかに道がつながっているかも知れないということだ・・・はーつのヤツ、結界を張らなかったのか・・・?」
め「結界・・・」
さ「う〜む・・・」
め「いづれにしても、ここはもう封鎖されてしまうんですよね?」
さ「恐らくそうなる・・・それよりも、ちょっと面倒なことになっちまってな」
め「え?」
さ「外部にバレちまったんだよ」
め「え・・・! 誰にですか・・・!?」
さ「フラワーショップんトコのご主人だ」
め「ふらわさん・・・!」
さ「あぁ、ゆうべふらわさんから話があるって連絡が来てな、根掘り葉掘り訊かれたんだ――――誤算だったよ、彼女も昔、星際期間の一員だったんだとさ」
め「そんな・・・どうしましょう・・・!」
さ「どうしましょうったって・・・どうしようもないさ、以前から薄々感付いていたって言うからなぁ、それも下手な探偵よりも鋭い推理でもってここまで辿り着いた・・・」
め「・・・」
さ「いきさつまでは聞いてなかったが、先日こはきゅちゃんのお母さんにもその事で少し掛け合ったらしい、ふらわさん以上にお母さんの方がオレたちのことを勘繰っていたみたいだ」
め「と言うと?」
さ「お母さんの方が星際期間のことをあまりよく思っていないようだ・・・ちなみに、こないだふらわさんとこはきゅちゃん、それにきららちゃんとで国に行ったんだとさ」
め「・・・! 何でそんな・・・!」
さ「さぁ、それは俺にも解らんが、恐らくふらわさんなりに真実を探るために連れてったんだろう」
め「・・・」
さ「安心しろ、ふらわさんはとても話を理解してくれる妖精だ、口外はしないと約束してくれた」
め「そうですか・・・」
さ「寧ろ俺が今一番心配しているのは、国でもふらわさんでもない」
め「・・・お母さんですか?」
さ「あぁ・・・ここに越すときにオレが迎えに行った時から様子がヘンだったんだが、どうも俺にはアイツの魂胆が見えてこない・・・それでなくたって、いつ倒れてもおかしくない状況だってのに・・・」
め「倒れても・・・・・・――・・・はっ!?」
さ「そうさ、ふたりがここに来る前に話したろ・・・あの進行がいつ来るかも分からん」
め「そんな・・・そうですか・・・」
さ「めるてぃちゃんには大変な思いをさせてしまうかもしれないが、もしもの時はお前さんがこはきゅちゃんを支えてやってくれ・・・もうお前さんしか頼れる妖精はいないだろう」
め「・・・覚悟しておきます・・・」

さ「ところで話は変わるが、お前さんのお母さん・・・いや、正確には一家の件なのだが」
め「一家?」
さ「あれ、聞いてないのか? 5日後にはお前さんの家族、みんな揃って戻ってくるって・・・」
め「・・・聞いてないわ・・・そんな話・・・と言うかまた無意味なサプライズ・・・!?」
さ「お、おい、どこ行くんだ? お〜〜〜い!!!!」

(ブロロロロ――――)
さ「・・・めるてぃちゃんも色々大変なんだな・・・」

*******

5がつ15にち:はれ ときどき くもり


こはきゅたちの2かいめのはるやすみ。
ようせいたちのゴールデンなんとかっていう、ガッコがおやすみのひ。
で、あしたがさいご。
といっても、こはきゅはどこにもでかけていない。
おかあさんにわるいむしが、コンコンさんがついてしまったからだ。

せっかくのおやすみなのに、コンコンさんのせいであそびにいけない!
こはきゅがなんとかしておっぱらってあげなくちゃ!


*******

(ブーーーン――――キキッ)
め「・・・・・・」

(ガチャ)
ら「あら、めるてぃ、ただいま――」
め「このバカ親!!!」
*「ひっ!」
ら「あらら、開口一番、ずいぶんと熱い歓迎ね」
め「何で毎回毎回、帰ってくるんだったら一言連絡入れないわけ!?」
ら「いや〜ね、めるてぃったら、私たち家族の恒例行事じゃない、忘れたの?」
め「そんな行事、要らないってば・・・!」
ら「ん・・・? どうしたの、みるふぃ? お姉ちゃんよ」
*「・・・おねえ、ちゃん・・・?」
め「え・・・その子はもしかしてみ、みるふぃ?」
*「おねえちゃんだぁぁ〜〜わ〜〜〜〜ん〜〜っっ!===(ノ*>д<)ノ」
め「みるふぃ・・・」
も「何だ何だ? 感動の再会か?」
め「お父さん・・・おかえりなさい・・・!」
ら「ちょっと・・・なに? この格差は・・・?」
も「オイ、お前まさか、また連絡すっぽかしたのか?」
ら「だって、この方が感動も一入でしょ?(^д^)」
も「まったく・・・お前らしいと言うか、何というか・・・w」
め「――大きくなったわね、みるふぃ」
み「うん♪」
も「そっか・・・みるふぃはお姉ちゃんと最後に会ったのはまだ物心付いてなかったんだったっけな?」
め「そうよ、だってみるふぃが生まれてすぐだったじゃない、ここを発っちゃったのは」
も「そうだったか?」
ら「さあさ、とりあえず中に入りましょう、めるてぃ、ちゃんとお掃除はしてますよね?」
め「もちろんよっ、だれかさんと違って私は大雑把な妖精じゃないもんっ」
 「ハハハハハハ―――」

*******

母「ケホケホ――先生のお家かしら、何だか賑やかね?」
こ「あ、おかあさん、ねてなきゃダメだよっ」
母「大丈夫よ、ちょっとカゼをひいちゃっただけよ、しっかり食べて寝れば平気よ」
こ「でも・・・」
母「うふふ、さぁ、おなか空いたでしょ? ごはんにしましょう」
こ「う、うん・・・」


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