★だい1わ:こはきゅとおひっこし★


*「手掛りは未だ掴めず・・・か」
*「あぁ、国の方も 今も捜査に全力で取り組んでくれているんだが・・・7年以上だろ? 青の連中がすっかり街を元に戻してしまってるし、 それに、俺が思うに徐々に風化してきている気もするんだ・・・」
*「もういい加減打ち切ってしまった方がいいんじゃねぇのか!? ――そりゃぁ、お前たちの気持ちも分からんでもないけどさ、、、」
*「ダメだ!! それだけは・・・!それだけは絶対ダメだ・・・!」
*「せめて、蒼き清浄の連中に我々の存在が分かれば、もう少し結果も見えてくるだろうに・・・」
*「もうそのフレーズも聞き飽きたよ・・・にしても、お前も王族たちも、よくこれだけ根気よく続けられるよなぁ」
*「―――まだ分かんねぇのか・・・? なぜ兄貴がここまで国に心配されてるのか・・・」
*「え? ・・・そういや、考えたことねぇケド、何でだ?」
*「・・・いつの間に王族クラスまで出世したとか・・・?」
*「出世どうこうじゃないんだ・・・兄貴は・・・兄貴は、この国・・・イヤ、この星にとって無くてはならない存在になったからだ」
*「は? どういうことよ? さっぱり話が掴めねぇよ」
*「前に王族の連中からチラっと小耳に挟んだことがある・・・ここと蒼き清浄の星、それに夢の国とは何らかの繋がりがあると・・・ でも、夢の国の方がもう事実上お手上げ状態だから、力のあるこの星に白羽の矢が立ったと・・・」
*「・・・で、それを保つためにヤツの力が不可欠・・・・・ってトコか?」
*「・・・・・・頼む・・・お前たちの力も必要だ・・・」
*「分かった・・・また何か状況が変わったら連絡するよ」


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こ「おかあさん、この森どこまでつづくんだろうねぇ〜?」
母「うん? 疲れちゃったの?」
こ「ん〜ん、ぜんぜんそんなことないょっ」
母「うふふ、もう少ししたら抜けられるわ。その後はおじさんと一緒にお引越しの準備よ」
こ「おじさんやさし〜い人かなぁ〜?」
母「うふふ、こはきゅは久しぶりですものね」
こ「え? こはきゅ、会ったことあるの?」
母「え・・・あ、そっか、やっぱり覚えてるわけないか・・・」
こ「んん??」

(ザッザッ・・・)

こ「あ、でぐちだぁ〜〜!!」

(タタタタ・・・・!)

母「あんまり走ると転ぶわよ〜!」



こ「ひゃは〜♫ おはながいっぱぁ〜〜〜い!」
母「ホント・・・すごく綺麗・・・!」
*「お―――――ぃ!!!!」
こ「ん?」
母「兄さんだわ!こはきゅ、行きましょ!」
こ「え? あ、は〜い!」
(ザッザッ・・・)

母「お久しぶりですお兄さん、ゴメンなさいネ、すっかりお待たせしてしまって・・・」
*「いやいや、いいんだよ、俺も今来たばかりだからさ、、、お? おぉ〜〜こはきゅちゃんかぁ―― イヤイヤぁ随分大きくなったなぁ〜〜!」
こ「おじさん はじめまして☆ こはきゅとい〜ます(ペコッ)」
*「はじめま・・・? 、ま、そりゃそっか・・・あの頃はまだ赤ん坊だったモンなぁ」
こ「?」
さ「はじめまして こはきゅちゃん、さくらおじさんだよ、よろしくね」
こ「よろしくおねがいします♡(ペコッ)」
さ「ハハハ、さすがお母さんに似てぺっぴんさんだなぁ」
母「まぁ、お兄さんたら・・・」
こ「えへへへ♡〜・・・で、“ぺっぴん”さんってなに?」
さ「ありゃ・・・!」
母「プ・・・うふふ」
さ「おじさんの負けだな、こりゃ・・・!」
母「ここからまだ大分ありますか?」
さ「あぁ、ここからは車で移動だ」
こ「わぁ〜なにコレなにコレ、カッコイィ〜〜〜!!」
さ「ハハ、そうだろそうだろぉ〜、おじさん頑張ってピカピカの新車を買っちゃいました――!」
こ「ピカピカ〜」
さ「さ、コイツに乗って、新しいお家にしゅっぱ〜つ!」
こ「しゅっぱ〜つ☆」



こ「わぁ〜はやいはやい〜〜☆さすがしんしゃだねぇ〜〜〜♡」
さ「ハハ、そうだろそうだろ〜?」
こ「どこでもいけちゃうねぇ〜♡」
さ「どこでも行けちゃうぞ〜!」
こ「おかいものもラクチンだねぇ〜♡」
さ「重たいモンだってい――っぱぃ運べるぞォ――!」
こ「タンスだってれ―ぞ―こだってはいっちゃうねぇ〜♡」
さ「タ・・・あ――、それはさすがにどうかなぁ―・・・」
母「・・・・・・・・・」
さ「ん・・・・・・!?」
母「・・・・・・・・・」
さ「なぁ・・・まだ引き摺ってるのか?」
母「・・・・・・・・・」
さ「それとも、街の連中のことか?」
母「・・・いえ、もう大丈夫です・・・・・・」
さ「まぁ、俺が言えた事じゃないけどな、いつまでもそんなんで居ても仕方ないさ. こはきゅちゃんにも、そのうちもっと大きくなったら話さなきゃならねぇ時も来る・・・それは分かってるだろ・・・?」
母「・・・・・・はい・・・・・・」
さ「今、そんな辛い顔をあの子に見せてみろ・・・! ・・・こんどはこはきゅちゃんが可愛そうな事になっちまう・・・」
母「・・・・・・分かってます・・・・・・」
さ「悪ィな・・・でも俺だって、今の君を見ていると心配だ・・・―――あきらめろとは言わない ・・・だけどな、あの子の為に、前に進もう・・・! 俺も出来る限り協力する・・・な!」
母「・・・はい・・・」
さ「―――もう7年かぁ・・・」
こ「ねぇねぇ、さくらおじさんっ!!」
さ「お、どした、こはきゅちゃん?」
こ「すごいよねぇ〜〜、ずぅっ―――とお花ばたけがつづいているよぉ――♪」
さ「いいトコだろう――ー? おじさんもたま―にここに来てのんびり空を眺めたりするんだよ〜」
こ「へ――」
さ「すぅっ―――と空を眺めているとなぁ・・・・・・」
こ「うんうん」
さ「だんだん・・・・・・だんだん気持ちよくなって来てなぁ・・・・・・」
こ「うんうん、うんうん」
さ「気が付けば眠っちゃうんだよぉ」
こ「え――もったいなぁ〜い――!」
さ「ありゃ・・・! んじゃ、こはきゅちゃんはどんなことをするのかなぁ〜?」
こ「んっとねぇ――、かみかざりでしょぉ――、ねっくれすでしょぉ――、あと、あと・・・」
さ「髪飾りかぁ・・・」
こ「あ、ゆびわ! ・・・あ、でもこはきゅ、あんまりじょ〜ずにつくれないんだった・・・」
さ「そうなんか・・・あ、ねぇ こはきゅちゃん、あとで髪飾り作るのとっても上手なお友達を紹介してあげよっか?」
こ「わ――、ホントぉ〜? やったぁ〜」

さ「さて、もうちょいかな・・・?」
こ「あ、そうだそうだ おじさん、あたらし〜おうちってどんなおうちぃ〜?」
さ「ん〜〜〜? そうだなぁ〜・・・ん、それは着いてからのお楽しみだなぁ」
こ「え――おしえておしえて――☆」
さ「ふふ――ん、きっとび――っくりしちゃうぞぉ」
こ「び――っくり?」
さ「そう、び――っくり!」
こ「はやくつかないかなぁ〜〜?」
母「この辺、結構賑わってるんですね・・・」
さ「あぁ、すぐ近くに繁華街があるんだ、家からも近いし買い物するのに不便は無いはずだ、――――よし、着きましたよっと」

さ「さぁ――ここが新しいお家だぁ―――!」
こ「うわぁぁぁぁぁぁ――――――おっきぃ――――――!!」
母「凄い・・・・・・!」
さ「(チッチッチッ)これで驚かれちゃ困りますなぁ〜お客さん、中は開けてビックリ何とかのぉ―――だぞっと(ガチャリ)」
こ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ――――・・・・・・ひろぉぉぉぉぉい・・・・・・・・・」
母「ステキ・・・・・・!」
さ「どうですお客さぁん? 気に入って頂けましたかなぁ?」
母「本当にいいんですか? こんなに大きくてステキなお家を私たちが使ってしまって・・・」
さ「あぁ、勿論」
こ「ありがとう、さくらおじさん♡」
母「すみません、本当に・・・」
さ「いいっていいって、俺も今は内勤中心の仕事が多くなったから、ここに来ることも殆ど無くなっちまったし、 売っ払うのも勿体無いしなぁ、それに君たちがここに住んでくれると知って寧ろ助かったくらいだよ、こちらこそありがとう」
(ピンポーン♪)
さ「お、もう荷物来たのかな!?―――ハイハイ―――〜」
*「毎度様です〜きざくら運輸ですがぁ――」
さ「はいはい〜ごくろうさん―――」
*「毎度サマデ・・・え゛!! しゃ、社長!?」
さ「よぉ〜働きマン、ごくろうさん!」
*「・・・・・・ってコトは、ここってもしかして、社長のお宅なんですか?」
さ「あぁ、別荘だ」
*「べ・・・! ふぇ〜さすが社長っスねぇ〜驚いた・・・・・・!」
さ「んな大したこっちゃネェって」

こ「しゃちょう?」
母「そう、さくらおじさんはね、会社で一番偉い人なのよ」
こ「すごいねぇ〜♡、あ、ねぇねぇ、べっそうってなぁに?」
母「もうひとつのお家があることを言うのよ」
こ「おじさんってスゴイんだねぇ〜」

さ「よし、さっそく中に運んじまおうか!」
*「ハイ!――とりあえず玄関先に積んだ方がイイですかねぇ?」
さ「軽い物はな! 大きいものから先に中に入れてしまおう」
*「了解です! お―――――い!デカイのから持ってこ―――――い!!」
*「ラジャ――!!」

母「こはきゅ、今日からここが私達のお家よ、協力し合っていきましょうね」
こ「はぁ〜〜〜い☆」
さ「へへ、さぁ、あとは家具やら何やら詰め込んだらおしまいだ! この調子なら今日か明日にも殆ど片付くんじゃないかな?」
母「ホントにありがとうございます、何から何まで・・・・・・」
さ「サービス第一! お客様第一の“きざくら運輸”を今後ともご贔屓に!!――なんてなw」
(ピンポーン♪)
母「あら?」
さ「あ、いいよ、俺が行くわ」

さ「はいはい――」
*「こんにちは〜」
さ「おや、その声はひょっとして・・・・・・?」 (ガチャ)
さ「お――― めるてぃちゃんじゃないか〜〜!」
め「お久しぶりです、おじさま〜♪」
さ「なになに、どしたのさ〜? いや〜にしてもますます色っぽくなっちゃってェ〜〜♡」
め「まぁ・・・♡相変わらずお上手ですね♪」
さ「何を言う〜おじさんはねぇ、ホントの事しか言わないんだよぉ〜」
め「うふふ♡、ありがとうございます、お・に・い・さ・ま♡」
さ「か―――!! たまんねぇやな―――!!!―――って、今日は一体どうしたんだい?」
め「あ、ハイ、お引越し祝いにと・・・」
さ「そっかそっかぁ〜!まだ何にも無いケドな、とりあえず上がってくれ! 新しい住人も来てるしな!」
め「はい♡」

め「ど〜も、はじめまして〜」
母「あら?」
さ「紹介するよ、ここの隣に住んでいるめるてぃちゃんだ」
め「宜しくお願いします、めるてぃと申します」
こ「こはきゅだよ♡ はじめまして、めるてぃおねえちゃん♡」
め「うふふ♡宜しくネ、こはきゅちゃん」
母「ご丁寧にどうも、宜しくお願いしますね」
め「ハイ☆ あ そうだこれ、つまらない物ですケド、もし宜しければ是非・・・」
母「まぁ、わざわざこんなに・・・? いいんですか?」
こ「わ〜♡なになに〜〜♡」
母「もう、こはきゅ・・・!」
こ「わ――♡、パンがいっぱいぃ〜♡」
さ「めるてぃちゃんお手製のパンはこの村・・・いや、この星一番の絶品だからなぁ〜」
め「おじさまったら大ゲサですよ」
母「本当にありがとうございます」

*「社長、これも中に入れますか?」
*「うわっ、ちょ、ちょ、キツイです――!!」
さ「お―お、スマンな、今俺も行くわ」
め「あ、私もお手伝いしますよ」
母「あらあらそんな・・・」
こ「こはきゅもおてつだい〜〜!」
母「あらあら・・・」
さ「お、2人ともアリガトな!んじゃ、あっちに積んでる軽いヤツを中に全部入れてしまおう!」
め「わかりました!」
こ「こはきゅも〜〜!」
め「それじゃこはきゅちゃん、一緒に運びましょ!」
こ「わ〜〜〜い♡」


だい2わ →