sister



子供の頃は あまり何も考えずに過ごしてきた

笑ったり 泣いたり 怒ったり 毎日表情は違ってた

中学の頃 死という恐怖を考えると 僕は変わった

少しずつ 少しずつ 少しずつ 大人になっていった気がするのさ



それもいつしかオブラートに包んで 道端に捨て去った

いつどこで捨てたのかも忘れた

あれは半分無意識だったろう



シスター、これまでの僕に少しでも過ちはありましたか?

ダラダラしてた自分を拭えません。

周りとどんどんかけ離れていく危機感さえ

ある日ふっと『ま、いいか』で済まして忘れてしまいます。

もし僕を見ていてくれる人が居るのなら、教えて下さい。

その人に手紙を書きたいです。



飲みかけのジュース すっかり温くなっちゃったけど気にしない

毎日が忙しない日々にもうすっかり慣れてしまったから

銜え煙草が板についた自分を見ていると ある意味違う依存症に埋もれてく気がしてさ

嫌気が差す

本当に誰が僕を待っているんだろう



いつか愛するパートナーに包まれたい 手をとって一緒にいたい

そう思って毎日働いてる

このまま死んでしまうのだけは嫌だ



少子化 地球温暖化 飽きもせず続いてる事件・戦争

毎日こんなニュースじゃ飽きちゃいます。

愛だの恋だのどうでもいいフリしているけど

実は誰より敏感に反応するのは、僕なんです。

愛に飢えた獣も、人並み程度の安定を求めているのも

全部、全部、全部、僕なんです。



笑って 夢を抱きしめて きっとどこかにあるだろう光を掴むこと

簡単じゃないし とっても難しい

だからこそ楽しんじゃないか

と、自分に言い聞かせています。



シスター、これまでの僕に少しでも過ちはありましたか?

こんな僕にも光はありますか?

優しい光をこの先見られることはありますか?

いつかきっと『生きててよかった』と思える日は来ますか?

もし僕を見ていてくれる人が居るのなら、教えて下さい。

その人に手紙を書きたいです。

心からの気持ちを伝えたいです。