おおかみ
ぜったいにくっつくことはなかった
あこがれのめでしかみられなかった
いつだってひとりがあたりまえだった
そのことにまったくくはなかった
ふゆになったらとうみんすることだけだったろう
でもごはんはちゃんとたべる
まるでふしぎないきもの
そのままおとなになるんだろうと
じまんできるとくぎはなにもなかった
まわりには なもないただのひとだった
いつだってひとりでほえるだけだった
こころではたぶんないていたんだろう
うそをついてるじぶんは ほんとうはきらいだったんだ
でもあまのじゃくになるんだ
それはてれかくしなのか
たんなるわるいくせなんだろうか
すきなあいてがそのうちきてくれたのならば
みをていしてきみをまもりたい
ぼくはひとりじゃないんだと
あいするきみをまもるとちかうよ