思い出が丘



何が大切か 何が大事か

そんなこと いまさら考えてみるけど

君も無意識に同じ顔してたね

何気ない仕草に 気持ちが揺らいだ



同窓会には行きたくない

昔話は嫌いだから



それでなくても今を攻められている

何一つ答えを見出せないまま ただただもがくだけさ

僕に明日が無くても 何も変わりはしないけど

生きているうちに 未来の君に届けたい

たったひとつの歌を



幾重も重ねた辛い思い出

無数に包んだ紙屑と旋律

ここまで堕ちても 夢はまだある

味気なく翻弄されても負けずに



どんな地図にも記されてない

二人だけの秘密の道は



あの日と同じ時間を刻み続ける

変わらない笑顔が浮かんでくるようで 僕も顔が緩んでく

夢と希望に満ちた世界を残したい

生きているうちに 未来の子供に届けたい

たったひとつの歌を



―――新しい扉に手をかける時には その先を 笑顔で迎えられるように