水茎を歩む
背比べの頃は 時と共に姿も記憶も空に飛んでしまう
あの頃の僕は あまり何も考えず過ごしてきたんだろう
でも 勿体無いと思ったことは
一度も無かった
何だかんだ それなりに楽しかったと思う
背比べを過ぎて 僕は今日も明日も毎日仕事に精を出す
恋もせず たまにバカな話でわっと盛り上げているだけの・・・
でも それがまた楽しいんだな
人間 笑わずしては
生きる喜びは噛みしめられないぜ
だから簡単に諦めるな
いつか手を取り合う日が来るさ
僕たちは
いつのまにか
水茎を歩いてる