星の涙



ボクとキミのはじまりの場所

ちっぽけな雑草 でもそよかぜが気持ちいい場所

キミは覚えているのかな?

遠すぎる昔のことだからもう忘れちゃったかな?



なぜ君を居なくしてしまったのだろう

それを忘れたくなくて 僕は汚い字で言葉を並べた



町は変わった 街に変わった

でも僕の頭に 心にそれは残っているんだ

あの日 夜空の星も一緒に泣いてくれたね

少し救われた



ボクが初めて覚えた心

やさしさに包まれた でも棘のようにチクチクした

それも変な意味、快感だった

今はもう二度と抱くことない コーヒーの味



もう既にいい大人になったと言うのに

未だ「子供っぽい」と言われ 煽り目線をまた君に向けていた



後悔したさ いっぱい泣いた

でも僕の頭に 心にそれは残っているんだ

もしも 記憶とともに少しでも時が戻れば

後は何もいらない



ケガをするより痛かった

降り頻る雪に埋もれてしまいたいくらい痛かったんだ



町は変わった 街に変わった

でも僕の頭に 心にそれは残っているんだ

それでもボクは 君に近付く為に

僕の心を 何かに 糧に