★たんぺん6−1:こはきゅとてすとべんきょう★


凡例 / こ:こはきゅ  き:きらら  ち:ちゅにん  の:のえる
め:めるてぃ  か:かんた  せ:せのり  ひ:ひなみ

め「それでは6年生のみなさーん、こないだの答案を返却しますね〜、まずはのえるさん」
の「はい!」
め「はい、たいへんよく出来ました!、つぎはきららさん」
き「はーい」
め「うんうん、きららちゃんも前回よりずっとよくなったよ!」
き「マジ?そんなに良かった?」
め「うん!最近頑張ってるもんね、きららちゃん♪」
き「っしゃ!」

こ「おぉぉ〜・・・!まるがいっぱいだね〜のえるおねえちゃんっ、でももんだいはぜんぜんわかんなーい」
の「でしょうね、まだこはきゅちゃんにはちょっと難しい問題ばかりだと思うよ」
こ「こはきゅもいつかこーゆうのならうのかぁ〜」
の「そうよ、そのためにも今のうちに一生懸命お勉強しなくちゃね!」
こ「うん、こはきゅガンバル!」
か「うぉ、高得点だらけ!何きらら、いつのまにそんな・・・!」
き「誰かさんと違ってアタシはやれば出来るコなんだ!(のえると一緒にみっちり勉強したからなんだけどな)」
か「そ、そんな・・・ちょっと前までオレと同類だと思ったのに・・・」
き「勝手に同類扱いすんな!で、そっちはどーなんだよ?」
か「ちょ、よせ!見んな!」
き「・・・・・・う」
の「あら・・・・・・」
こ「かんたくん、まるがぜんぜんないよぉ?」
か「止めてくれこはきゅ・・・それ以上傷をエグらないでくれ・・・!」
こ「つぎはがんばりましょー♪」
せ「次こそは頑張りましょう〜」
か「テメ、せのりコノ・・・お前はどうだったんだよ!」
せ「愚問だよ、かんたくん――僕にその質問は愚問以外でしかないね」
こ「わーすっごい!100てんまんてんだー!」
か「うぅ・・・オレだけ完全に置いてけぼりかぁ・・・?」
め「それでは5年生の皆さんも答案返しますよぉ〜」
か「イヤまだだ・・・!ちゅにんだ、まだちゅにんが居る!」
き「ちゅにんは学年違うじゃんか?」
の「アハハ・・・かんたくん、必死だねぇw」
か「ア、アイツ・・・頷いてやがる、まさか・・・おい、ちゅにん!」
ち「ん、何だー?」
か「おまえテ、テスト、何点だった??」
ち「え、テスト?」
の「そういえば、ちゅにんくんって成績いい方だったっけ?」
き「ん?えーどうだったかなぁ〜?、言われてみればアイツの成績なんてあんま気にしたことなかったけど――でもかんたみたいな悲惨さじゃあないとは思うけど」
か「ウソ・・・93点だと・・・!」
き「え・・・マジ!スゲェ高得点・・・!」
ち「ん〜? まぁこんなモンじゃないの? と言うか、オイラとは学年違うからテストの中身も違うだろうに何で点数気にすんのさ?」
か「い、いや・・・それはその・・・」
ち「ひょっとして、オイラはあんま出来ないヤツだと思ってた?」
か「や、別に、そういうわけじゃなくてだな・・・」
ち「まぁそれは別にどーでもいいけど、オイラたち次またすぐテストだろ?、家に来て一緒に勉強するか?」
か「え、ちゅにん家で?」
せ「ちゅにんくんの家かぁ、それならボクも一緒にいいかな?」
こ「こはきゅもいきたい!」
ち「ん、こはきゅとせのりも参加?」
こ「うんうんっ!こはきゅもいっぱいおべんきょうしたいっ!」
せ「ボクは次のテストに備えて、ね♪、それとちゅにんくん家はとっても広いお屋敷だと聞いたことがあるから、寧ろそっちの興味がある」
ち「いやいやお屋敷とかナイってw、ほんじゃせっかくだ、オイラは何かお菓子でも作っておこうかな?」
こ「ちゅにんくん、つくってくれるの?」
ち「あぁ! こはきゅは何かリクエストある?」
こ「んっとね、んっとね〜、えっとぉ・・・あ!こはきゅはおっきいケーキがたべたいっ!」
ち「ケーキかぁ、そんなら今回は少し材料も多めに要るかなぁ」
せ「ちゅにんくんお手製かぁ、そう言やボクはまだ一度も食べたことが無いから楽しみだな〜、ちゅにんくんさえよければ準備とか手伝うよ」
ち「ホント? ケーキは何気に手間掛かるから助かる」
せ「了解!」
き「あ、あのぉ・・・アタシたちもいいかなぁ・・・?」
の「え?」
ち「ん〜? いいけど、きららもダメダメだったのか?」
き「いや、ダメダメじゃないけど、どっちかってぇと――」
の「“私もきららもおっきいケーキ”に釣られちゃいました〜♪」
き「ちょ、のえる・・・!」
ち「いいよ、ふたりも来いよ、お菓子はみんなで食べた方が美味しいモンな!」
の「さっすがちゅにんくん、分かってる〜♪――(よかったね、きらら!)」
き「(あ、あぁ、ありがとう、のえる)」
め「6年生の皆さんは、次は算数のテストも控えてるので、ちゃんと復習しておきましょうねー!」
*「はーい」



き「おい・・・これって家・・・か?」
こ「え、これっておしろじゃないの〜?」
き「こんな片田舎にお城なんて・・・(;・∀・)」
か「いや、間違いない、ここがちゅにん家だ」
の「ほぇ〜・・・私たちの学校より全然大きいわ」
き「アイツ昨日は謙遜してたけども、十分お屋敷だよこりゃ…!」
せ「噂で聞いた以上だね、チャイム押すだけでも何だか緊張してくるね」
き「ほれかんた!今日のメインはお前だ、チャイム係りな!」
か「え・・・!オレかよ・・・!」
こ「むぅ〜・・・こはきゅじゃとどかないよ〜、おしたかったのに〜」
か「え?こはきゅやってくれるのか?」
こ「うんっ!」
き「ダメだ!これもただひとり赤点取ったかんたの責任だ!」
こ「え〜ヤダヤダぁ!こはきゅがおすの〜!」
か「ま、まぁいいじゃねぇか、こはきゅが押したいって言ってんだからさぁ」
こ「かんたおにいちゃん、こはきゅもって!」
か「っしゃ!んっと・・・!お前、何気に結構重・・・!」
き「いくらこはきゅでもレディにそれは無いんじゃないか?」
か「く・・・!て、てめーら・・・!」
こ「もうちょい、もうちょいっ!」

ピンホ――ン―・・・

こ「おせたぁ〜♪」
せ「さすがにインターホンの音は普通だったね」
の「え、どういうの想像してたの?」
せ「何かもっとこう金持ち〜!って感じの」
の「何それww」
か「ゼェゼェ・・・・・・」
き「んだよ、だらしネェなぁ、それでもクラストップのスポーツマンかよ?」
か「るせぇ・・・!」
こ「・・・・・・?だれもでないよぉ?」
せ「アレ、もっかい押してみるか?」

*『はい、どちらさまで―――ドンガラガッシャ―――――――――ン!!!!!!!!!!!!』

「!!!!??」
き「な、何だ今の!?」
せ「ハデにひっくり返した音だ・・・!」
*『も、もうしわけありませんでした〜〜〜っ!』
*『またやっちゃったの、ひなみさん? 気をつけなよ〜? あ、みんな来たか? 今ゲート開けたげるからそのまままっすぐ進んでくれ!』
の「あ、はーい!」

か「ひなみさんって誰だ?」
せ「さぁ、これだけ広いお屋敷なんだから、きっとお手伝いさんか何かじゃない?」
き「さっきの一幕から創造するにアレは、お約束の使えないドジっ子さんとみた!」
の「え、お約束・・・?」
き「でもって、そこには上司でこ〜んな吊りメガネを掛けた、気難しくて怖〜いおばちゃんメイドが“ひなみさん、アナタまたお皿を割ってしまったのですね? これは次のお給料から天引きですわよ?”みたいなねw」
の「きらら、マンガの読みすぎ・・・」

ドンガラガッシャ―――――――――ン!!!!!!!!!!!!

「!!!!??」
の「え、今度は何?」
こ「ビックリしたぁ〜!」
ひ「ゴ、ゴメンナサイ〜〜〜!――あ、あの、あの、は、はじめまして・・・!私、こ、このお屋敷、きのお世話をさせていただいておりまし、する・・・」
き「(ぷぷ・・・アタシが想像してた通りだwww)」
の「ひなみさんですよね? はじめまして、ちゅにんくんのクラスメイトののえると申します」
せ「今日はちゅにんくんの家で一緒にお勉強することになりました、よろしくお願い致します、あ、ボクはせのりと言います」
ひ「わぁ、おふたりとも坊っちゃまと同じくらいしっかりなさってぇ、素晴らしいです〜♪」
か「同じくらい?」
き「しっかりなさって?」
の「あ、でこっちがきららで、隣がかんたくん、小さいのがこはきゅちゃん」
こ「はじめまして、こはきゅといーますっ!!」
ひ「まぁまぁ、あなたがこはきゅちゃん!坊っちゃまからこはきゅさまのことはよくお聞きしてるんですよ〜!とってもかわいらしい♪」
こ「えへへ〜っ」
ひ「アラやだ私ったら、こんなトコで立ち話でもナンですから、さぁさ、どうぞこちらへ!」
の「おじゃまします〜」
か「うわ、もう玄関からスゲェ」
き「玄関だけで既に下手な家だぞ、オイ」
せ「まさに典型的な大富豪、なぜか鎧と槍が等間隔に飾ってある!、これもお約束なのか?お約束なのかぁ〜??」
の「せのりくんが珍しくエキサイトしてる・・・そして誰に言ってるの?」
か「こんだけ鎧だの槍だの、誰と戦うんだろーな?w」
ひ「うひゃぁ!!」

ドンガラガッシャ―――――――――ン!!!!!!!!!!!!

こ「!?」
か「なぜに鎧の方に向かって歩いたし・・・?」
こ「だいじょーぶぅ??」
ひ「ア、アハハ・・・申し訳ございません〜、ワタシったらいっつもこうなんですよ〜坊っちゃまにもよく“気をつけなよ”って仰せ付けられてるんですけどねぇ〜」
き「ねぇねぇひなみさん!」
ひ「あ、はい、いかがなさいました?」
き「吊りメガネのメイドさんはいないの?」
ひ「え?」